「金の野に青き衣の少女立ち　ランランラララ　ランラララララ」

　……素晴らしい！　この映画で一番泣ける所が全て納まっている！（笑）

　何といいますか、本作は革命的です。「アニメ＝子供が見るもの」という概念に対し真っ向から対決し、ものの見事にその牙城を崩した恐るべきエンターテイメント映画だでしょう。こと宮崎作品に関しては、子供だけのものでも、またマニアだけのものでもない“宮崎アニメ”というジャンルが出来てしまったかのようです。凄いです。作品の質はともかく、ブランドとして未来永劫残ることは間違いありません。そんな基礎を作り上げた作品として、ナウシカは事あるごとにリピートされ、知らない人は感動し、知っている人も思い返したように感動することでしょう。

　特撮ファンとしては何とも羨ましい話ですが、５点。