★3 | 17歳のカルテ(1999/米) | 映画として表現するに当たっての良心は感じるのだが、それが映画的にどうかというと、あまりたいしたことない。出演者のがんばりは凄く伝わるのでそれはすばらしい。 | [投票(3)] |
★5 | ビューティフル・マインド(2001/米) | この映画を受け入れる人は、世界の健全性を信じることができる人。実在する世界と眼に見える世界との葛藤の果てに、ジョン・ナッシュが掴み取ったものを私も信じよう。これほどまでに映画という表現形式に適した題材を私は知らない。 | [投票(3)] |
★4 | Dolls(2002/日) | 世を捨てるのか、世に捨てられるのかそれすら曖昧な境界線上をとぼとぼと歩む3組の男と女たち。あてもなく歩くこと…遊行とも苦行ともつかぬ道行きの果てのカタルシスの美しさは、にわか勉強レベルではない文楽からの摂取の成果だ。 | [投票(5)] |
★2 | リング2(1999/日) | 担架のシートをヌバッとめくった瞬間、ホラー映画の醍醐味を味わう。その一瞬だけだったが‥‥‥‥‥。脚本の薄さが致命傷。筋を理解することもできなかった。 | [投票(1)] |
★4 | シックス・センス(1999/米) | 複雑な味わいのある、静かな映画。タク・フジモトというキャメラマンに注目したい。 | [投票(3)] |
★4 | レナードの朝(1990/米) | 題材の選び方で一気にポイントを稼いだと言う感じ。 | [投票] |
★2 | トラフィック(2000/独=米) | ドラッグ問題を犯罪物語にせず、ホームドラマの要素を持ち込もうとしたところがみそなのだろう。しかし、アルトマン風の作りにした結果、すべてが中途半端なエピソードで終わってしまった。 | [投票] |
★2 | 花の影(1996/香港) | ………そして、システムだけが残るのでした。それだけかーい! | [投票] |
★3 | カッコーの巣の上で(1975/米) | 想像力を刺激する映画ではなかったが、大義名分の是非を問うた映画であるという見方をやめたときにこの映画の相貌は変わる。「原理主義」の戦いになってしまったがゆえの悲劇に私は見える。白と肌色が支配している領域に入ってきた黒い帽子。婦長の帽子の白との相容れなさがこの帽子に象徴されていた。 | [投票(1)] |