小野みゆきの映画ファンのコメント
ぽんしゅうのコメント |
死霊の罠(1988/日) | コツコツと丁寧に手を抜かずに作ってあるので、決して派手ではないが画面から目が離せない緊張感がある。ホラーにとってはそれが基本中の基本で、最も大切なことだと思う。こうゆう一途な映画を撮らせると池田敏春は手堅い。 | [投票] | |
ブラックレイン(1989/米) | あくまで日本仕様の高倉健の芝居がマイケル・ダグラスと噛み合わせが悪いのだが、そのギャップがリアルともいえる。一方、国籍やジャンルを凌駕する松田優作のぶっ飛び方は異国間差異を無化するファンタジー。このバランスの悪さが魅力といえば魅力。 | [投票] | |
OKINAWAN BOYS オキナワの少年(1983/日) | 戦後生まれの琉球少年は、強大なアメリカの力にふたをされた日々を生き、みなパスポートを手に一度は最も近い自由の地・本土を目指す。そこで彼らは自分が、日本人ではない日本人だと知る。国家の狭間で奪い取られるアイデンティティがここにもある。 | [投票(2)] | |
トラック野郎 熱風5000キロ(1979/日) | このシリーズは後期になると、俄然女優陣が魅力的になってくる。お世辞にも芝居が上手いとは言えないが、小野みゆきの伸びやかな肢体が生む存在感が、映画そのもののはじけるような躍動感にダイレクトにつながり心地よい。二宮さよ子も切ない。 | [投票] | |
ハサミ男(2004/日) | 安永(豊川悦司)と知夏(麻生久美子)の奇妙な距離感と醒めた犯行描写は巧みで、程よい謎が無理なくその後の物語の展開に説得力を持たせている。おしむらくは、葬儀や警察署の集団シーンがあまりにも貧相で薄っぺらく娯楽映画としての迫力に欠ける。 | [投票] | |
あぶない刑事(1987/日) | 1987年の『踊る大捜査線』。画商の株取引、はしゃぎまくる眉の濃い女達、やたらに目立つタイアップ商品。なつかしきバブル時代。あの金満経済ですら邦画を救う事は出来なかった。 | [投票(2)] |