「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
月は上りぬ(1955/日) |
監督もキャメラマンも違うのにやっぱり小津安二郎の脚本だと分かってしまうところが大したものだ。偉大なるかな小津。[ラピュタ阿佐ヶ谷] (Yasu) | [投票] | |
田中絹代監督第二作。前作『恋文』は木下と成瀬、本作は小津のバックアップがあったことが伝わっているし、本作は、助監督の齋藤武市が、自分と今村とで、かなり演出した、とも云っているが、実態がどうあれ、完成した成果物だけを楽しむ私たちにとっては、第一級の作品だ。 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
大人気取りで姉(杉葉子)の恋路に首を突っ込む21歳の節子(北原美枝子)だが、末っ子のお嬢さま気質が抜けず女中(田中絹代/小田切みき)たちをキューピッドに仕立てて酷使する幼く気ままな傍若無人ぶり。一家の恋愛模様に良い意味の価値の動揺が見える。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] | |
意欲的な演出が幾つもある見応えのある映画。しかし作劇は階層差をネタにする良くも悪くも後期オヅで、観ていて愉快なものではない。ジェンダー・ギャップ特集で観たが、上映趣旨もそういうことなのだろう。 [review] (寒山拾得) | [投票] |