小野みゆきの映画ファンのコメント
ハサミ男(2004/日) |
安永(豊川悦司)と知夏(麻生久美子)の奇妙な距離感と醒めた犯行描写は巧みで、程よい謎が無理なくその後の物語の展開に説得力を持たせている。おしむらくは、葬儀や警察署の集団シーンがあまりにも貧相で薄っぺらく娯楽映画としての迫力に欠ける。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
この監督の持ち味である「怜悧さ」が部分的に効果を発揮し、作品を一クラス上へ導こうとしている。だが、作品全体ではそれは希釈され平凡な一作に留まってしまった。豊川と麻生のパートなんか良い色合いでないか。これを連続させるべきだ。 (sawa:38) | [投票] |