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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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処刑の丘(1976/露)************

★4タイトルバックの交戦シーンから厳しい画が続く。雪を踏む靴音。乾いた銃声。そんな冷徹な環境音のなか動揺し続ける手持ちカメラが「顔」に迫り、雪原の凍てつきと敵への恐怖に固まった疲労顔から、捕虜としての矜持、動揺、駆け引き、諦観を無遠慮に捉え続ける。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3白黒スタンダードサイズの画面、アップの多用で、息苦しさは伝わって来たが、所詮は社会主義リアリズム、帰結、論旨はミエミエである。勿論、私はそれに賛同できない。雪原の切り取りと、残酷な官僚ポルトノフ役アナトリー・ソロニーツィンの爬虫類的怪演は見物であった。 (町田)[投票]
★4ソ連は無茶な国家だったがナチから被った被害が割り引かれる訳ではない。イスラエルの蛮行でユダヤ人の歴史的被害が相殺される訳ではないのと同じだ。歴史の悲劇は折り重なり被害者は容易に加害者になる。本作はナチ協力でもってその典型を描いている。 [review] (寒山拾得)[投票]