★4 | ピコリの不気味な微笑み vs ビュルの魅力的な不満顔。だけで、もう満足。 (tomcot) | [投票(2)] |
★2 | ジャンヌと鶏。 (G31) | [投票] |
★4 | ここにおいて物語の経済学は完膚なきまでに葬り去られる。長すぎるフィックス・速すぎる切り返し・ミシェル・ピコリの身体/顔面・鏡・照明、がかたちづくる「無駄な/過剰な」カット群の魔力。それがつまりは、とりあえず「映画」と呼ばれている何ものかである。 (3819695) | [投票(1)] |
★4 | 老醜と変態が滲み出るかの如きピッコリのアル中演技から一瞬たりとも目が放せず、それだけでも必要十分だが、怒涛の終盤に叩き込まれた意匠(箱や雄鶏)が醸すブニュエルへのオマージュ。2人の爺さんのシュール趣向の奇跡的シンクロ。たまらない。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | 鶏が出てくる瞬間のあまりの見事さにため息をつく。映画における一般常識は実は非常識であったのかもしれぬ。いや、そもそも常識など映画に存在した試しがあるのだろうか。そんな思いに駆られる、刺激的細部に満ちた傑作。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | 変態者の時を越えた奇跡的対峙、あるいは磁石の対極のごとく永遠に反目する同嗜好者。類は友を呼ぶとでもいうべきアンリの、セヴリーヌへのアブノーマルな偏執ぶりは、そのままオリヴェイラ監督と作品の関係に置き換え可能。それは経年と執着が生む歪んだ緊張感。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★5 | 世の殆どの映画は、映像の中の風景や人物を、何らかの語りの効率の下に切り貼りすることで、この豊饒さを放棄しているのだ。この名匠の手の中では、物語ではなく、時そのものが語る。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] |