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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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たぶん悪魔が(1977/仏)************

★5より深く、より漠然とした絶望に取り憑かれた現代のラスコーリニコフには、ソーニャたりえたかもしれない女性すら拒絶し、緩やかに、だがひたすらと自殺へ向かってゆく道しか残されていない。ブレッソン・スタイルの到達点として『ラルジャン』と並んで「映画」を動揺させる傑作。なんという厳しさ! なんという絶対性! [review] (3819695)[投票]
★5大傑作。これは凄い。全カットが緩みない構図。総てのカットが刺激に満ちている。それは掛け値なしで、総てのカットにおいて、なのだ。構図とカット割りを見ているだけで、面白くて仕方がない! [review] (ゑぎ)[投票]
★3今、最もアクティブな状況は森林破壊や環境汚染の実写で提示される。そんな世界に外堀を埋められて、この若者たちの"生存領域"は縮み続け、喜怒哀楽を喪失した彷徨は頭を打ち、ついに金で買ったジャンキーに身を託す。良くも悪くも「美」の欠片もない青春の終焉。 (ぽんしゅう)[投票]
★4アントワーヌ・モニエは『ベニスに死す』のビョルン・アンドレセンを彷彿とさせる美少年であり、独特の退廃感を漂わせている。ブレッソンもヴィスコンティみたく晩年になると美少年を撮りたくなるのかね。 (TOMIMORI)[投票]
★5地下鉄に乗ったり樹が切り倒されたりするショットが続くだけでやたらに面白い。掃除機と赤いカーペット。環境汚染のフッテージ。いとも簡単に盗まれる拳銃。本筋と全く関係の無い、バスの乗客が乗り降りするカットの異様なかっこよさ。クライマックスの即物的な緊張感も素晴らしい。私は『ラルジャン』より『白夜』かこれですな。 [review] (赤い戦車)[投票(1)]