★4 | 各方面からの酷評は避けられない出来かと思うが、これはこれで私は買ってみたい。角川映画であるというのが妙に納得される作りだが、無国籍風の劇空間やいかにもセット然としつつも確かな誂えの美術、また芝居がかった台詞とアフレコ的不自然な声の定位など、むしろ角川隆盛以前の撮影所映画の趣きが強い。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★3 | 数十年前に見た映画だから特に元映画を気にして見ていたわけじゃないけれど、所々本家取りをしているんだよね。それはそれで映画ファンにはうれしくもあるが、ちょっと意外と二番煎じといった感じがしました。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★2 | この作品にマイルス・デイヴィスが存在しないと成立しないことがわかった。(2011/6/24) [review] (chokobo) | [投票] |
★3 | 何ともうそ臭い過剰さが心地よい。港町に舞台を設定したのは脚本家のアイディアだろうか。横浜(神戸もそうだが)という街が持つ映画的記号が、完璧なまでに「うそ物語」の成立を担保する。生真面目な阿部が二谷英明なら、吉瀬の苦悩顔は北原三枝だ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★2 | オリジナルとの比較以前に、現代日本に設定した企画の段階で失敗だと思う。だってオリジナルはコントじゃん。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★3 | 唐突にキレた状況から物語に差し込まれる玉山の描写。その脚色の冴えは買うし又絡む景子ちゃんも超ノーブル。問題は吉瀬のパートで、1夜の不安と焦燥と嫉妬の彷徨芝居はジャズ抜き外タレ加味で学芸会風味に堕した。『白夜』の狂気をこそと思う。 (けにろん) | [投票(5)] |