「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
現代やくざ 人斬り与太(1972/日) |
東映東京名物仲沢半次郎の「シネマスコープ縦使い」の迫力。感情移入を頑なに拒絶し行く先も判らずに暴れ廻る半狂乱のエネルギーは、過去の重さに引きずられてテンポを緩め、歪な叙情性を生んでいる。 [review] (町田) | [投票(3)] | |
結構、状況に迎合する主人公が今いち生半可で、安藤・諸角と西の勢力が拮抗するマクロな構図の前で矮小化される。腐れ縁の渚まゆみと同衾する文太の部屋での呟きが電車の音にかき消されるドン詰まり感。こういう深作節には愛を感じるが。 (けにろん) | [投票(1)] | |
女を愛することもできず、ひたすら暴力で突き進むことしかできない不器用な沖田(菅原文太)の生き様。それは自分の母を殴った時から始まった。そんな男に君代(渚まゆみ)は自分と同じ匂いをかだ。決して交わることのない不幸な二人の青春。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |