「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ザ・タウン(2010/米) |
スコセッシのギャングスタ映画でもあり『現金に体を張れ』でもありといったところに、高密度のアクション・シークェンスとレベッカ・ホールの存在が独自色を加えている。主演俳優としての自身にこの潔癖なキャラクタをあてがう演出家ベン・アフレックは厚かましいが、そのナルシシズムが却って頼もしい。 [review] (3819695) | [投票(6)] | |
処女作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』では特に銃の扱いに未熟さを感じたベン・アフレックの演出が、今度は見違えるほど進歩しており、まずは彼の持つ映画作りの才能、飲み込みの早さに敬服した。 [review] (ナム太郎) | [投票(1)] | |
ベン・アフレックの情景演出は丁寧だが、本人演ずるダグの心情の表出は結構大雑把。新鮮なようで、血筋と土地ののっぴきならなさ(ジェレミー・レナー)と、新天地こそ未来(レベッカ・ホール)という硬軟ほどよく配慮されたハリウッド映画の王道。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
多少人物描写がおざなりの感はあるが傑作。ベン・アフレックを見直した。ロバート・エルスウィットの撮影も要所要所でキメている。 [review] (赤い戦車) | [投票(3)] | |
なんとなく皆人が好さそうな中でのジェレミー・レナーの粗暴さや、ピート・ポスルスウェイトの極道感が映えているし、冒頭の銀行強盗、中盤のカーチェイス、クライマックスの銃撃戦、アクションはいずれも水準級。 [review] (緑雨) | [投票] | |
今更な題材だが真摯な思いがあれば物語は人を打つ。多くの友の屍を乗り越える主人公に葛藤があまり無いようだが、一方では恋焦がれた女への矜持を現代感覚に立脚させたニューハードボイルド。その平衡感覚の妙。多彩な役者陣の高度なコラボも世界を担保した。 (けにろん) | [投票(3)] |