「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
わたしを離さないで(2010/英=米) |
何度か門を開ける・抜けるなど「境界線」を越える演出がなされているので、「提供者」と「外部」を分けて描いているのは理解できる。が、それにしては関わり方が淡白で一抹の物足りなさを感じるのも事実。まるで世界にキャリー・マリガンとガーフィールド(もしくはナイトレイ)の2人しか存在しないようなショットが多くあり、寂寥感をいや増す。 (赤い戦車) | [投票(2)] | |
原作既読で見る。と云っても、これもかなり前に読んだので、あいまいな記憶と印象しかなく、仔細に小説との相違を指摘することはできない。梗概レベルでは殆ど同じような筋立てだと思えるが。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
従容として受け入れることを彼ら彼女らに強いる享楽の世界の存在は隣接しつつも余りに遠いという隔絶の絶対性を堅持した妥協のない演出。単線構造は悪くもないのだが、しかし思うのだ。鎮魂だけが回答なのかと。反逆の前史譚たれとも。 (けにろん) | [投票(1)] |