「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
スーパー!(2010/米) |
仮装ヒーローの誕生という荒唐無稽な題材を実に切実ぶって、観客の感情を上下に揺さぶることに関してはよく計算して作劇している。しかし、ありふれた言葉で云えば「狂気」、私なりの語彙を用いれば「真顔感」が足りない。というのは何と比較してか。M・ナイト・シャマラン『アンブレイカブル』である。 [review] (3819695) | [投票(2)] | |
ことの大小や相手の如何に係わらず悪には手加減なく流血の鉄槌を下し、若い娘からの誘惑には妻帯を理由にテコでも応じない。この男の最大の不幸は、容姿や育ちに起因するのではなく「教条」の呪縛。悲しくも切ない笑いの対象は「アメリカの良心」という時代の遺物。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |