「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ぼくたちの家族(2013/日) |
絶望的にアウトな状況となった長男が自問し打破するドラマを石井は与えずに弟のセカンドオピニオン巡りの作劇にかわすのだが、絶妙だ。それだから2人のパブシーンの兄のキャバ嬢へのメール話が効く。そこには地獄を見た者だけが吐露できる真実味がある。 (けにろん) | [投票(1)] | |
弱冠30歳にして、前作に続き「ええ話」志向の職業監督に納まった石井裕也については、もう何も感想はない。生活難をさりげなく匂わせる左サイドが傷だらけの長塚京三の旧式セダンと、物語の転調を一身に引き受ける鶴見辰吾の存在感が印象に残った。 (ぽんしゅう) | [投票] |