「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ビッグ・アイズ(2014/米) |
ティム・バートン的でありながら過度の人工性に陥らず、ゴシック調の黒・白にも偏らない鮮やかな色彩設計の美々しさは、ともすれば実在の絵画を題材としたことにも起因するのかもしれないが、いずれにしてもブリュノ・デルボネルの大仕事である。他意を孕まない爽やかな陽光が作家の新境地を予感させる。 [review] (3819695) | [投票(1)] | |
まるで自分を見失ってしまったかのような演出の悪さ。監督の売りはこんなところにはないだろうに。 [review] (甘崎庵) | [投票] | |
冒頭、車の走行を捉えた数ショットの見事なフレーミングにバートン復活かと期待するも、面白いのはその部分だけ。物語が、人物の感情が動く決定的瞬間を捕まえたショットというものが不在だ。何が「虚」で何が「実」か。何を「見て」何を「見なかった」のか。この辺に全く敏感でないし、光と影やアクションで家族各々の立場を示す演出も不足。演技だけが突出し、サスペンスも無し。どの場面も途中で飽きる。 [review] (赤い戦車) | [投票] |