★4 | 全編に亘って水の映画。そして音の映画。 水の扱いでは、トップシーンが浴槽(風呂の場面は3人の主要人物、それぞれの家で描かれる)。船で行く川。自転車が通る水溜り。「美女水」というミネラルウォーター(安藤玉恵の写真が貼ってある!)。2回ある印象的な小水。 [review] (ゑぎ) | [投票(5)] |
★3 | 絶賛された今までの作品群からは、ふらりと糸の切れた凧のように空を泳ぐかのような作品である。一挙、出発地点に戻ったかのような初動映画のような色合いがある。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | 『ぐるりのこと。』(08)では傷ついたものに寄り添うことの大切さが「カップル」をとおして描かれた。『ゼンタイ』(13)では空疎な言葉に傷ついたものたちが無になって「連帯」していた。今回は不寛容のなかの「個」からキツイけど絶望は嫌だという叫びが聞こえる。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★3 | 触れる、物語。そして『ゼンタイ』の弊害。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★4 | 男2人の挿話は真摯なのだが最重要と思われる再生への契機や起点が描かれないので判ったような判らないような釈然としなさだ。橋梁検査という職も若干狙った感がある。一方で主婦の原エネルギーは作為をふっ飛ばしただ存在し得ている。今村映画のように。 (けにろん) | [投票(4)] |