★4 | 母息子とか嫁姑といった家族間の感情の機微や軋轢を細緻リアリズムを折に触れ挿入し描くという点に於いて最早名人芸の域に達している。ただ名人芸すぎて観る側のハードルも上がっちまうのだ。本当の痛さや本当の苦しさ未満の世界に安寧に耽溺してるのは危険。 (けにろん) | [投票(6)] |
★5 | 前妻のことも小説を書き続けることも諦めきれないせいで幸せになれない男とその母の物語。台詞に名言・金言が多いが会話の多くに「アレ」が多用されていて笑える。「(カレーうどんに)グリーンピース入れたら? 色、アレするし」とか笑 「三回言うと嘘臭い」も笑える。台風の夜にラジオで聴く「別れの予感」もいい感じ。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★5 | どうしようもないダメな男だなあと思いながらも、「まあ、何かの役には立っているか」とつい受け入れてしまう。そういう人生の優しさをしみじみと描いた良質な映画。『歩いても 歩いても』の続編というか姉妹編というくらい雰囲気はよく似ている。 [review] (シーチキン) | [投票(4)] |
★5 | どこにでもいそうな市井の男である。ちょっと才能があったが、うだつの上がらない作家崩れである。家庭を壊してしまったというのはすべて自分の成せる業である。今は別れた家族との月一の逢瀬が唯一の楽しみである。 [review] (セント) | [投票(5)] |
★4 | 確かにプリプロダクションにおける設計もよく出来ていたのだろうと思わせるが、それ以上に画面でよく見せる。例えば、閉所に図体の大きい男を投入するというアイデアなんかも、ま云ってみれば、ありきたりだと思うのだが、 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |