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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017/英=アイルランド)************

★4登場する人々の営みは下世話で俗っぽいのに、ひんやりとして温度が感じられない。まるで、こちらの世界との間に透明だが分厚い膜でも存在するように、その奇異な出来事は客観的に淡々と繰り広げられる。現実と非現実の間に宙ぶらりんにされる不思議な薄気味悪さ。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4シンプル過ぎるまでにB級オカルトの梗概なのに凄まじい抑圧を科した空気の密度と抑制された台詞・演技の空隙によりギリシャ悲劇めいた格調に至る。とんだハッタリの三百代言だが突き抜ける終局の帰結はシャレじゃないレベル。そして夢に出そうなパスタ喰い。 (けにろん)[投票(4)]