「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
肉体の悪魔(1947/仏) |
前半はアダルトビデオのような展開の薄さにウンザリしたが、主役二人が責任逃れを始めると主題は現時性を増してくる。『恋人たち』以前のフランス映画ではコレが detail の限界か。 (beatak) | [投票] | |
門の鉄格子、窓の飛散防止テープ、網目になったベッド頭部のボードといった、いわゆる、格子状、網目状でマスキングされた画面が何度も出てくるのが特徴で、主人公の二人、ジェラール・フィリップとミシュリーヌ・プレールの孤立や断絶の感覚を象徴する。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] | |
不実の後ろめたさが時代背景への逆行性を加算して加速される作劇は魅せるものがある。『愛のコリーダ』まで連なる恋愛地獄ものの原点なのだろう。大戦裏話として『哀愁』と表裏の位置づけとも感じる古典。ただ、演出的には時間の解体が甘く、暗喩表現も幼稚。 (けにろん) | [投票] |