★2 | 俳優らしい演技は、ケイト・ブランシェットにだけ許され、他の俳優は意図的な方法論として「普通の人」の演技が強いられているかのようだ。確かに新鮮味を感じたのは事実ではあるが、ストーリー、照明、美術いずれも優等生くさいメッキ映画だった。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★3 | ケイト・ブランシェットのパフォーマンスには恐れ入る。鬼気迫るものがある。例えば、顔に怪我した状態で指揮をするリハーサル場面なんて、思わず嬌声をあげそうになるぐらい凄いと思った。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★4 | ターの発する言葉の翻訳が男言葉なのがまず気になったが、英語でもそういうニュアンスがあるのだろうか。この映画の違和感ははまずそこから始まる。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | 彼女を尊敬し理解しようと近づく者たちにとって彼女はあまりにも不遜で不快な存在だ。同じように、この映画に共感を見いだし楽しもうとする者にとって本作の語り口は徹底して傲慢で不親切だ。よくもまあハリウッドの商業映画でこんな大胆な実験をしたものだ。
[review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 一句。今ならば『ベニスに死す』もセクハラか。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★4 | 不在の亡霊を含めてターと鬩ぎ合う4人の女たち。その演劇的構図の一方で公開質疑・大学での講義・同僚や師との対話といった長尺シークェンスが醸す業界の空気と軋轢。行間を省いた語り口はやがてパラノイアな妄想へ連結していく。ただ終盤の着地は有りがち。 (けにろん) | [投票(1)] |