「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
赤い殺意(1964/日) |
私にとっての今村の最高作はこの映画。文句無く面白い。春川ますみのすっとぼけた演技が何よりも楽しい。全てまるく収まったラストは少々都合が良すぎるかも知れないが、この御都合主義も含めてこれはまさしく「映画」だと思う。電車の扱いは『生まれてはみたけれど』を想起させる。 (ゑぎ) | [投票(1)] | |
単なる痴情話で終わらせまいとしてポジ『昆虫記』のネガと対置し日本論的な風土や因習を加味して物語的な強度は拡散した。暗鬱な東北の風土の中で描かれる図太く強かな女のバイタリティは春川ますみの木偶のような受動性に吸引され女性論へ昇華し損ねる。 (けにろん) | [投票(1)] |