「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
本日休診(1952/日) |
単に心優しいお医者さんの話だけに終わってしまい、その後ろに当然あるべきテーマがはっきり見えてこないのが残念。いい話ではあるのだが…。[新文芸坐] (Yasu) | [投票] | |
これは上出来の喜劇。主人公の柳永二郎が出ずっぱりでプロットを引っ張り面白さを牽引する。脇も豪華で鶴田浩二、淡島千景、角梨枝子、佐田啓二、三國連太郎、岸惠子と主役級を配するが、 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
主役が高橋克実に見えたのはさておき、若き頃の名優たちの競演が嬉しい佳作。特に三國連太郎演じる元中尉は喜劇性の中に哀切が漂い秀逸。ただ、当時を知らぬ者が感情移入するまでには至らず、風俗喜劇というジャンルの限界を感じる映画でもあった。 (ナム太郎) | [投票] | |
杓子定規にモラルを説いたりしない三雲(柳永二郎)先生が、敗戦から立ち上がろうとする人たち、なかでも若者たち(角梨枝子、佐田啓二、淡島千景、鶴田浩二、三國連太郎)へ向ける温かな「上から目線」に嫌味がなく好感が持てる。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
三雲先生は、帰属感を喪失し漂流民化した当時の日本人の「ココロ」を治療していたのだ。なんなら俺も診察して欲しいくらいだ。 [review] (町田) | [投票(1)] | |
『酔いどれ天使』をもの凄く軽くした感じかな。 戦争を知らないからなのか、ラストに共感できないのが残念。 [review] (TOMIMORI) | [投票(3)] | |
渋谷実の抜群の喜劇センスで面白いし、風刺も充分だが、97分しか無いのに妙に長く感じる。柳永二郎、長岡輝子、市川紅梅が好演だが、三国連太郎が思いの他、笑わせてくれる。['05.3.12京都文化博物館] (直人) | [投票] | |
昔はこれぐらいの脚本は当たり前だったのかな。構成が見事。 (kenichi) | [投票] |