★5 | 大阪弁を話す田宮二郎が見たくて観賞。2時間半の長編だが見応え充分。日本映画でここまで見せてくれるのは素晴らしい。 [review] (HILO) | [投票] |
★5 | 原作が優れているので、それなりの作品にはなっているかと見始めたが、いいホンだった。更に凄いのは画の迫力、そして登場人物の熱が伝わってくる演出だ。小説の映画化では原作を越えるものはなかなか無いと思うが、これはその稀有な1作だ。 (KEI) | [投票] |
★4 | 医学界の話だけあって誰にも感情移入はできないが、二枚腰、三枚腰の吹き荒れるパワーゲームに150分間全く気を抜く暇なし。結局落ち着く所に落ち着いた感じだが、簡潔で分かり易い演出なので、娯楽サスペンスとしても存分に楽しめる。患者となる側からすれば、ラストショットは底冷えするような怖さもあった。 (クワドラAS) | [投票] |
★5 | 橋本脚本のどうしようもなく生(なま)で魅力的な人物群を、嬉々として演じる俳優たち。山本薩夫は彼らを冷静かつ巧妙に物語に配置する。次のシーンや台詞で事態がどう変わるか予測できない緊張感。そんな先行きが読めない醍醐味が2時間半途切れない幸福。
(ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 橋本忍の包丁捌きには感嘆するが、尺の必然とは言え、政争にかかりっきりではさすがに飽きる。上の椅子を渇望してもそこで何がしたいのか、財前はただのエリート意識と出世欲の塊に過ぎないのか?告発としての機能は確かだが、ドラマを感じたのは東教授の娘が里見教授を称え医療の病巣を嘆くシーンのみ。 (kiona) | [投票(1)] |
★5 | 「完璧」としてのドラマがある。傑作長編小説を圧縮した「完璧」なる脚本が故、一秒足りとも無駄に出来ないという執念に満ちている。故にまったくもって目が離せない極上のドラマが生まれたのか。キネ旬1位に敬意。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★4 | 原作を読んで、ドラマをみて、最後に映画をみた。映画の短い枠に収めるのが難しいスケールの作品だと思うが、必要最小限のエピソード・セリフを有効活用してうまくまとまった映画になっている。ただ・・・ [review] (worianne) | [投票(2)] |