「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
モンパルナスの灯(1958/仏) |
この監督の中では少し弱い。美術教室や河辺でのエーメとの視線劇など、繊細な視線の映画に仕上がってはいるのだが、個人的にはこの監督特有の「速度」(それは端的にフレームや扉を通り過ぎる人物、平手打ちなどで表される)が不足しているように思う。ヴァンチュラが絵を回収していくその無駄のない身のこなし、こういうのがもっと欲しい。マトラの移動撮影も華麗すぎてカメラの存在を意識させ没頭を時折阻害する。 (赤い戦車) | [投票] | |
無言の映画。 [review] (田原木) | [投票(1)] | |
ベッケル映画の男女の関係は、殴り殴られる関係にある方が良いことをしみじみと感じてしまう。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
オーソドキシイな題材をベッケルが、いじり回して焦点ボケにしちまったんじゃなかろうか。モジリアニを取りまく人々がどうにも表層的で唯単に通過するのみでヴァンチュラだけが場面をさらっても仕方ない。アヌーク・エーメの美しさは目の保養。 (けにろん) | [投票(1)] |