★3 | エリック・ロメールにしては一人一人の登場人物のキャラクターがいつも以上にくっきりとしているが、ドラマ然としたドラマではなく、「ある日」のドラマになっている自然さは相変わらず。ドラマの振幅がとても明快で、リズミカルに無駄なく流れていく。 (ジェリー) | [投票] |
★4 | いやあ面白い!これはロメールの中でも一二を争う出来かも知れない(なんて思いにさせる作品が何本もあるところがロメールの凄さだが)。プロット的には全編、主人公(ヒロイン)のベアトリス・ロマン−サビーヌが出ずっぱりの女優映画だ。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 若干理に囚われてもたつく部分もあるが、演出はやはり厳格だ。また、室内照明の達成度が非常に優れていてその点でも引き込まれる。ル・マンの古風な町並みも魅力的。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | クソな人生観を持つ主人公に対しロメールはニュートラルで、その境地の衒いのない美しさこそ至上。主人公をド痛い境地に陥れ断罪するかと思えば、性懲りもなく開き直らせる人間愛。ル・マンの片田舎の濡れた町並み。そのフォトジェニックな情感は完璧。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | パーティのお客はみんな妹が目当てとベアトリス・ロマンは泣く。妹が美人なのだ。ヘンテコなテクノが鳴り、男への電話は繋がらなくなる。愁嘆場の悲喜劇。こんなときもロメールは偏屈な若者の味方をする。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |