「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
青幻記・遠い日の母は美しく(1973/日) |
ヌーヴェル・ヴァーグの名カメラマンが作ったら、ヌーヴェル・ヴァーグの殻がくっついたままでした。 [review] (甘崎庵) | [投票] | |
さすがに撮影は美しい。屋内の照明は作為的に過ぎて鼻につきもするが、私には許容できる範囲。賀来敦子の舞踊をはじめとしてしつこく感じられるシーンが多いものの、「これが撮りたかったんだよ!」という想いは伝わってくる。 (3819695) | [投票] | |
名撮影者が名監督とはならないことを本作も示している。思い入れがあったのか、美しく撮ろうとしすぎている。人物の感情や語りに直接関係のない風景のショットなどこんなにも必要ないだろう。時間軸の交錯のさせ方もありきたりであり、驚きが無い。 (赤い戦車) | [投票] | |
紺碧の海と白い砂、原色の花々の中、か細く危うげながら凛として生き方を崩さない母親(賀来敦子)の姿が切ない。幼い時期の男にとって母とは世界そのものであり、稔少年(新井康弘)にとって触れることの出来ない母とは、世界との永遠の断絶の示唆だろう。 (ぽんしゅう) | [投票] |