「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
十月(1928/露) |
言わずと知れた世界的名作の誉れ高い革命映画。どうしても「戦艦ポチョムキン」と比較してしまうが、群集の動きは髣髴させるものがあるもののテーマが収束してしまうので、一人一人の心の中にまで及んでいないと見た。 [review] (セント) | [投票] | |
サド曰く、全ての人民は専制を待望する。英雄崇拝は隠蔽と統制の起こりであり、ソビエト社会主義は建国から僅か十年で、当初の理念を放擲したかのようだ。この馬鹿らしくも絢爛たる国家的記念事業の中で、俺が見出し得たのは唯一、東欧実写アニメへの萌芽であり、それは即ち、相対するナポレオン、破壊され復元される皇帝像、玉杯とエルミタージュの幻想たちに他ならない。 [review] (町田) | [投票] | |
スタンバーグの豪胆とジガ・ヴェルトフの前衛が共存するハイテンションが共振するのは1989年の東欧民主化革命、という歴史の皮肉の丁寧な記録。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] |