★4 | 高林陽一が創りだす明と暗の妙味。陽炎立つ葬儀のまばゆさと、春雪に見舞われた婚礼の薄暗さが名門一柳家の運命を象徴して哀れ。逆光に輝く水しぶき、琴の弦、そして鈴(高沢順子)の瞳のカットバックに、本陣の旧家に秘められた情念を感じる。
(ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | これは田村高廣の最高演技じゃなかろうか。視覚聴覚表現も申し分なし。 [review] (町田) | [投票(6)] |
★4 | トリックは若干怪しいが、横溝作品にありがちな複雑な人間関係に悩まされることもなくシンプルに楽しめる。大林宣彦の控えめな音楽もセンス抜群
(TOMIMORI) | [投票(1)] |
★3 | 横溝作品に垂れ込める暗雲を吹き払うかのような、クリアーで見通しの良い画面。そのせいか、この原作本来のトリッキーな味わいを再認識できた気が。低予算という災いが面白い方向に転じている、とは思った。 [review] (くたー) | [投票] |
★3 | 原作との読後感は似ているようで真逆だ。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★4 | 低予算を逆手に取った耽美的な田舎特有の閉鎖的な感じを出しているし、巧妙なトリックを判り易く、かつ緊張感に満ちた演出で描いているのも素晴らしい。名家に育った病的なほどに潔癖な学者の長男という役柄に田村高廣というキャスティングは、今まで見た映像化作品の中で一番ハマり役。相変わらず上手いなぁ。高沢順子のダイコン振りも、頭の足りない妹という役にはハマってる。ラストの不気味さも見事。['06.6.11DVD] (直人) | [投票(2)] |