★5 | 完璧な男脳映画ですね。これほどの不幸の遭遇にも凹まず、かと言って希望にも縋る訳でもなく、流れのまま、自然のまま、そんな無表情的な姿が滑稽を強調してると思えます。虹の先端にある秘宝説を子供地に信じているような浪漫、結構好きです。 (かっきー) | [投票] |
★4 | 行き止まりにぶち当たっては戻り、また行き止まりをくり返す主人公。大丈夫、どんなに複雑な迷路でも、必ず出口はあるから。[下高井戸シネマ] (Yasu) | [投票] |
★5 | 哀れみなんか無用さ。
[review] (tomcot) | [投票] |
★4 | フィンランド語の「虹の彼方に」がセンチメンタリズムを増していた。 (tredair) | [投票(2)] |
★4 | ロード・ムーヴィや犯罪映画の体裁を取りながらフィンランドの南北格差の現実を描かずにおれないカウリスマキの誠実さは、一面では映画作家としての弱さの露呈でもあるのかもしれない。だが、私はその誠実さこそを擁護する。 [review] (3819695) | [投票(1)] |
★4 | コレを観て得られる幸福感はヴェンダース初期三部作に似ている。カウリスマキ自身の願望や憧憬が物語と主人公に色濃く反映されているからだ。そして彼はどんなときも弱者や敗者の味方である。最期まで見放したりしない。 (町田) | [投票] |
★3 | エッセンスが網羅されており淡々としてるが飽きない。のではあるが、数年後に絶対領域に突入するカウリスマキの未だ削ぎ落とし切れぬ思いが磨きの足りぬ工芸品のように作品の輪郭を曖昧に曇らせている。足りないのは諧謔味。それは作家としての余裕の幅。 (けにろん) | [投票] |
★4 | マッティ・ペロンパーが出てきてから俄然面白くなる。希代の俳優。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 登場人物たちにふりかかった出来事の必要最小限だけを切り取って、湿った感情も言い訳もなしで事実をいさぎよく見せていくポジティさが小気味よい。味気なくなりそうな物語にワンショットごとに変るカラーイメージが夢を添える。 (ぽんしゅう) | [投票] |