★5 | 見事。相手を敬服するが故に、憎くて憎くて堪らない。本当のプロ同志だと、「もっとこいつは出来る筈だ。」って、お互いがこうなっちゃうのかな。ハリウッドでも、ジンジャーとフレッドはカメラを離れるとすごく仲が悪かったのだそうで。成瀬はこういうどうにもならない男女の道行きを描かせると抜群に上手い。 (takud-osaka) | [投票(1)] |
★5 | 端正で緊張感が途切れず、かと言って力が入らない画面作りといい、出演者全員のスキの無い演技といい、目が釘付けになった。『芝居道』といい、山田五十鈴はその存在が芸そのもの。 (動物園のクマ) | [投票(2)] |
★4 | 戦後の成瀬監督のタッチに慣れてから改めて観ると、とても新鮮に思えてくる。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★5 | 通俗と崇高の差は紙一重であり、物語の中に真の悲劇と喜劇を同時進行で成立さることが可能なことを成瀬は証明している。しかし、これはただごとではないのだが。終幕、向き合った鶴次郎(長谷川一夫)と佐平(藤原釜足)の表情は感情を越えている。
[review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | 成瀬の戦中芸道ものは『芝居道』『歌行燈』と見たがこれが最高作だと信じる。最高のラブコメだ。 (町田) | [投票] |
★5 | 長谷川一夫、山田五十鈴という花の主役二人の物語をここまでうまく回せたのも、佐平という脇役の設定と、それを演じた藤原釜足の見事な演技あればこそ。脇役がドラマを支えた傑作中の傑作としてずっと語り続けられてほしい。 (ジェリー) | [投票] |