★4 | ゴーストはゴーストでしかない。ロマン・ポランスキーのアメリカに対する挑戦状。(2012/2/6) [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 終始悪天候の空、名前を一度も呼ばれることのない主人公。冒頭から無駄のない語り口で圧倒する、かつてのヒッチコックをも想起させる良質のサスペンス映画。 [review] (赤い戦車) | [投票(3)] |
★4 | ユアンの人選について「英国内の“異邦人”(スコティッシュ)」というルーツに何かしらの意図を符号させようとしたのかどうかはよく知らない。それはともかく、底抜け無邪気な好奇心が人の皮を被って歩いているような、もっと言えば「爽やかな変態臭」をまとった稀有な風貌を正しく使い得た(実は)珍しい映画だと思う。多分『ビッグフィッシュ』以来。監督の職人芸は勿論だが、マクレガーでなければまずこの味は出ない。
[review] (DSCH) | [投票(4)] |
★4 | ポランスキーの『知りすぎた男』。知りすぎた、名も無き男。作り手に余裕のあるこの手のサスペンスは、ヒッチ好きにはたまらんね。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(7)] |
★4 | 配役もロケーションもスリルとユーモアの配分も九分九厘完璧。フィルム・ノワールの構造にヒッチコックの肌触りを加えた作品像はやはり古めかしい印象を与えがちだが、「カー・ナヴィゲーション・システム」など現代的な小道具も有効に活用して不可逆性・自動性を強調した運命論的悲劇を語り切っている。 [review] (3819695) | [投票(6)] |
★4 | 前半の元英首相が逗留する米国東岸の別邸での展開が図抜けていて、複数の人物の出入りと窓で隔絶された屋内外の舞台設定の錯綜を操るポランスキーの技は世界遺産級。だが中盤以降は展開に演出がやや従属か。不条理に振れてこそ映画は均衡した筈。 (けにろん) | [投票(5)] |
★4 | これは恐ろしい。悪天候の色が魅力。 (あちこ) | [投票] |
★3 | 当代一流の監督によって、こういう告発映画が作られているという一事を見ても、まだまだ映画界は捨てたものではないと思わせてくれる。それだけでも本作は観る価値があるだろう。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★5 | 「おいおい、うちのは大丈夫なんだろうな」と思わず言ってしまいそうになるほど、ありそうな話に見える。虚実ない交ぜの物語が非常に巧みで、「もしかしたら…」という余韻がたっぷりと味わえる、最上級のサスペンス映画だと思う。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |
★4 | 庭師のおやじさんの帽子を嗅がずにはいられない陰性の好奇心と当然の応報を喰らって軋む顔面。オリビアの挑発に乗せられ露呈する臀部。出版記念パーティーで放たれる何も考えていないドヤ顔。ユアン・マクレガー、文系暗黒映画の最前線を逝く...またしても。 (disjunctive) | [投票(5)] |
★4 | スクリーンを吹き抜ける風の湿気や閉鎖空間の乾き、建て前の隙間に透ける本音の重大さ、そして、どんな種類の集団や組織にも必ず隠れた孤独が存在するということが伝われば、サスペンスにこけどしの大音響や過剰な非日常描写など必要ないことをこの映画は証明する。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | さすが巨匠と思わず唸る文字通りこれがサスペンス。時代が変わっても技は輝き続ける。 (ドド) | [投票(1)] |