★5 | 現代の混沌と閉塞を論じるには終盤の安易とも言える解題的展開には疑問を覚えるが、一方で冴え渡る巧緻な技巧と詩情は絶頂の森田や市川準をも凌駕する。そして、浮上するトリアー的破壊神松たか子と反転し舌を出す中島の諧謔観。 (けにろん) | [投票(7)] |
★5 | ガッ!とつかんでワーッ!と持っていく映画。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★4 | ようやく分かった。監督は冷静なんじゃなくて冷たい人なんだ。 [review] (甘崎庵) | [投票(8)] |
★5 | この、最初から最後まで息もつかせず、僕の脳裏を一点に捉えてしまった衝撃作の登場は見てしばらくしてもそのどよめきが途切れることはない。
[review] (セント) | [投票(3)] |
★2 | どうしてこう一から十まで全てを科白で説明してしまうのか。どんなに凝った映像も、後追いで説明を補完しているに過ぎず、映像表現から生まれるはずの映画ならではの感情が喚起されない。鮮血のイメージも、ここまで安売りされると飽き飽きしてくる。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★3 | この前見た『青い鳥』とは真逆の悪意に満ちた学園ドラマで、暗雲立ち込めたスタイリッシュな映像も最初は痺れるが、それにも慣れるとゆとりがどうなろうと知ったこっちゃないと少し醒めてしまった。
[むさしのミュー/100701] (TOMIMORI) | [投票] |
★3 | 原作既読者の「これがどんな映画に?」との興味への最低限の欲求は満たし飽きさせないが、肝心の映像表現は底が浅い印象。特に終盤の過剰演出には辟易。役者の演技も芝居が過ぎるし何より音楽に頼りすぎ。力は認めつつも、よりシンプルにとの思いを抱く。 (ナム太郎) | [投票(1)] |
★2 | 厭らしい演出の一貫ぶりは堂に入った中島哲也の人形劇。この画面が簡単に撮れるとはむろん思わない。プリ〜ポストプロダクションを通じて膨大な労働力が費やされている。でも、これは心底ダサいですよ。『アメリカン・ビューティー』『ウォッチメン』たちと同じ病に罹っている。紋切型描写の扱いが致命的に拙劣。 [review] (3819695) | [投票(9)] |
★4 | 一昔前であれば倫理的に認め難かったであろう「復讐」という行為をこんなにも簡単に観客に受け入れさせ、あろうことかそこにカタルシスを生み出すとは。これはもう完全に最近の世相を反映した登場人物のキャラクター造形勝ち。 [review] (kazya-f) | [投票] |
★5 | ある共通前提を絶対化し、思い込み行動する人たちの悲喜劇?? [review] (蒼井ゆう21) | [投票(4)] |
★4 | 子供を上手く愛せないことと、その犠牲。 [review] (きわ) | [投票(1)] |
★5 | 語られるのは女教師による「命の重さ」についての、いわば裏正論である。中島哲也は「裏」が持つ危うさや後ろめたさを、歯切れの良い快活な演出で巧妙にはぐらかし、立場や通念という感覚を麻痺させる。焙り出されるのは「裏」が「表」を凌駕する高揚と寂寥と錯覚。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(12)] |
★4 | よくできている。ガキどもの心理描写も見事。 (二液混合) | [投票] |
★4 | 中島監督らしい型破りの映画。 [review] (solid63) | [投票(1)] |
★3 | 監督の方法論は非常によく効果を上げていたと思う。ブラックなユーモアが随所にあって、私は(迷惑にならない程度に)声を立てて笑ったのだが、他の観客はシーンとしていた。もっと笑おうよ。ただねぇ。リアルな現実の10歩くらい後ろを描いた映画です。 [review] (ツベルクリン) | [投票(3)] |
★5 | 久しぶりに緊張感を持続して観た日本映画。根底に潜む日本特有の集団心理と欺瞞はハリウッドのリメイクでは絶対に描ききれない。 [review] (pinkmoon) | [投票] |
★5 | 学校関係者が見て、何を思うんだろう。記憶に残る映画でした。 (ぱちーの) | [投票] |
★3 | 期待以上でも以下でもない。あれだけ緻密な物語であるのに、何故か胸を揺さぶるものが無かったのが残念。驚きを与えてくれたのはあの映像美で、何かの写真展を観に来たような気さえした。 (モロッコ) | [投票(1)] |