★5 | 軽妙洒脱な語り口の彼方から隙間を縫って顔を見せる地獄と言うより妄執と我慾と欺瞞まみれの世界はこう語られるべきという信念さえ感じるアレンここ10年の集大成であり結実。アメリカが直面する社会構造の破綻と踊り踊らされた人たちへの慈愛が泣ける。 (けにろん) | [投票(6)] |
★5 | 悪意や底意地の悪さは微塵もなく、淡々と場面を積み重ねていく監督の視点が素晴らしい。キャスティングも秀逸。「これだから女ってヤツは全く」と書くと、差別だなんだと怒られそうだが、そう思わせる典型的な女性の行動を見る気がする。 (サイモン64) | [投票(1)] |
★4 | コメディではあるけど近年の彼の作品ではぐっとシリアスな作品になっている。ウディの久しぶりな私映画としての側面も [review] (HAL9000) | [投票(2)] |
★4 | ウディ•アレンの予想をはるかに超えたであろう、ブランシェットの演技。スゴいわ。84/100 (たろ) | [投票] |
★4 | ジャスミン(ケイト・ブランシェット)の鼻もちならない上昇志向は現実からの逃避にも見え、一方、妹ジンジャー(サリー・ホーキンス)の弛緩は向上心の意味すら理解できない現実肯定への逃避。対を織りなす成り行き志向が「懸命」を哂う笑えない喜劇。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | ケイト・ブランシェットが頭悪いしおかしいし痛すぎて哀れになってくる。彼女を捉えるカメラも冷徹。嫌な奴ばかり出てくるし何度も観たいとは思わないが2chで実況したら凄く楽しそう。 (パピヨン) | [投票] |
★4 | 過去シーンの前触れを欠いた訪れが不吉だ。前作『ローマでアモーレ』でまるで亡霊のように撮られたアレック・ボールドウィンが、ここでは「『死の予兆を孕まない生者』としての死者」というきわめて複雑な在り方で現れ、映画の負の中心を占める。それでもなおウディ・アレンは全作中人物と等距離を保つ! (3819695) | [投票(2)] |
★4 | 妹友達に引きずられて遊びに行かされるシーンが好き。嫌な顔しているジャスミンにお構いなしにべらべら喋るチンピラ風な二人。横で気を使う妹。絵的にかなり変で可笑しかった。チンピラ風と元セレブ。アレンの映画でも珍しい組み合わせだから余計 [review] (ギスジ) | [投票(3)] |
★4 | これでウディ・アレン作品が好きになれそうです。 (stimpy) | [投票(1)] |
★4 | 階級間移動のための脱出速度を確保できるのか。その可否の焦点化で緊張を醸成する類の正統派な話である。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] |