★5 | 1人の父親の子どもとの或いは社会との親和性の喪失と再構築の物語で、極限化された快楽システムに疑問を呈し、時には自壊する必要性を問うている。それだから終盤の父子の移動シーンは複層的に涙なしには見れない。ショットはアルメンドロス的に怜悧。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | 「親子の欠片(かけら)」という是枝得意のモチーフの集大成 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★3 | 是枝裕和が『奇跡』撮影時、一ヵ月半ほど家を空けたら娘と距離ができ、仕事に出るとき「また来てね」と言われた体験から生まれた本作。実は「取り替え子」は主題ではない。だが真の主題「時間」は、仕事=稼ぎ、格差問題へと奇妙にずらされる。
[review] (煽尼采) | [投票(5)] |
★5 | 言語、国籍が違おうとも、こういう、親子とは何かという本源的なテーマは映画として持つ力がとても強いと思う。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★3 | 昔はまず「父ありき」だったのに、いまや「そして父になる」。親であることがエライのか、親になることがエライのか・・・。 [review] (G31) | [投票] |
★4 | 赤ん坊の取り違えがモチーフだが、テーマはそこではなくタイトルにあり。 [review] (おーい粗茶) | [投票(5)] |
★4 | この取替え子の物語において、主人公を務める権利はリリー・フランキーや尾野真千子や真木よう子にも等しく与えられていたはずだ。また『誰も知らない』『奇跡』の是枝裕和であり、『新学期 操行ゼロ』の高速度撮影に倣ったタイトルバックを持つ映画であるのだから、子供の目線で語られてもよいだろう。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★3 | 前評判でハードルが上がりすぎたかな?そのうえ『奇跡』がすごくよかったから。。しかし真木よう子は良いなぁ。 (あちこ) | [投票] |
★4 | タイトルそのものが作品をきちんと表してる。余韻を受け取り咀嚼することでそれが分かってくる。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★3 | 物語の「とりあえずの結末」が提示する「漠然とした次」をみると、血か時間かという問題は現代の価値の不確かさの暗喩であり、是枝裕和の念頭にある命題は「信じていたもの」の揺らぎと、その後に待っている「さすらい」とどう向き合うかということなのだろう。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★4 | 驚くべきは福山雅治演じる主人公のあまりに低体温なキャラ造型。確かにエリート臭漂ういけすかないヤツなのだが、怒りをぶつける甲斐もないほど手応えがない。 [review] (緑雨) | [投票(7)] |