★5 | 車中の後部にカメラを置き、ワンカットで、銀行襲撃を撮るシーケンスが、確かに映画史に残る演出アイデアではある。銀行前に停車した際、警官が現れ、ペギー・カミンズが車から出て会話をする、という部分が殊に素晴らしい。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★5 | 男女の愛憎を描いて神話の域に達した弩級の傑作。『気狂いピエロ』『俺たちに明日はない』への影響は明白だが、『イタリア旅行』も強く想起される。トランボ他のホンがまた素晴らしい。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★4 | 銀行強盗の決行から逃走するまでの過程をずっと車中から撮影した長廻しが凄い。 幾つかある“別離の機会”を無碍にして、手を取り合って破滅に突き進む2人。そうした“運命の分かれ道”というべき伏線の存在こそが、フィルムノワールの醍醐味なのかも。 (AONI) | [投票(1)] |
★4 | 善良でありながら、銃という凶器に同化していく男(ジョン・ドール)のどうしようもなく危うい生い立ちが悲しい。そんな男が愛したのは同好の銃使いの女(ペギー・カミンズ)だが、生きる術として銃に馴染んだ女は、銃そのものである男を“守護者”として選んだのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |