★4 | 多くの仕掛けが機能もせずに現出する展開には正直新味は無い。が、この豊川・ひろ子の掛け合いの至宝とも言える役者力。全く惚れ惚れする空気の存在。そして、悔恨地獄の果てに、それでも人は生きていく…しかない。諦念も作為もない真摯な現実認識。 (けにろん) | [投票(5)] |
★4 | さりげない演出の連発で、後半は読めたが、それでも泣ける。この夫婦のストーリーだけでいいと思うけど。88/100 (たろ) | [投票(2)] |
★5 | 安っぽい話だし過剰な所もあるんだけど、構成や見せ方が巧いこと巧いこと。泣いちゃったよ。号泣しちゃったよ。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(7)] |
★5 | 映画、小説でこそ使えるトリックをうまくこの映画は我々観客に大サービスして披露してくれる。行定勲うまいわあ。感心する。何げない夫婦の会話も壺にはまり、子供のいない夫婦の、お互いしか寄るところのない愛の確かさを表現する。
[review] (セント) | [投票(7)] |
★4 | 独特の舞台臭は「パレード」よりも強い。観客への仕掛けが、「騙す」ためではなく、「気付かせる」感覚がやさしい。台詞の多さも鬱陶しくなく、役者の圧倒的な力が終始、画面に漲っていた。 [review] (まー) | [投票(2)] |
★4 | 豊悦の身勝手に己をかさね、日本の男が世界で最も甘ったれた人種だということを、日本の男として思い知る。こんなガキどもと、ときに健気に、ときに忍耐強く付き合う日本の女たちの、なんと麗しく寛容なこと。たとえ薬師丸とは雲泥でも女房大事にせなあかん思た。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(10)] |
★3 | 原作の芝居にいないキャラクターを加えたことで、その部分は散漫になってしまっている。逆に主人公夫婦と原だけにするぐらいの思い切ったことをやるのも手だったのでは? [review] (Master) | [投票(2)] |