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フィリップ・シュテルツェルの映画ファンのコメント

アイガー北壁(2008/独=オーストリア=スイス) ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜(2010/独) 千年医師物語 ペルシアの彼方へ(2013/独) ナチスに仕掛けたチェスゲーム(2021/独)が好きな人ファンを表示する

告発のとき(2007/米)************

★4人間の人類への課題を投げかけた一編の映画だ。映画歴史的にも繰り返しこの手の主題は追求されて来てはいたが、戦地と国(故郷)の距離があり過ぎることもあるのだろうか、アメリカで最近執拗にこのテーマがクローズアップされている。 [review] (セント)[投票(6)]
★5派手なシーンも巨大な陰謀めいたものもなく、淡々とした描写の中で、戦争による人間性の喪失とはこういうものかと、言いようのない恐ろしさが身体全体をつつんでいく感じがした。 [review] (シーチキン)[投票(8)]
★4既に書かれている通りトミー・リー・ジョーンズが素晴らしい。全体的に地味だが全く隙のない映画。傑作。 (赤い戦車)[投票]
★4戦地に慣れるということがどういうことなのか、写真と映像、そして事件がそれを示す。『ノーカントリー』に続き、自己の価値観を破壊される役を演じたトミー・リー・ジョーンズがとても良い。 [review] (Master)[投票(5)]
★4社会派的なテーマ設定に目を曇らされがちだが、クリント・イーストウッド周辺から登場した演出家としてはハギスマイケル・チミノに次ぐ才能だろう。『クラッシュ』に輪をかけて地味な映画であり、吃驚させるほどの画面こそ多く持たないものの、確かな演出力がオーソドックスな語りを支えている。 [review] (3819695)[投票(10)]
★5PTSD(心的外傷後ストレス障害)にかかった大量の兵士がアメリカ国内に戻ってきている。その最大の原因は「一般市民の殺害・無差別殺戮等、非道な戦争体験で、女性や子供を殺してしまったという良心の呵責」である。その精神的ダメージを引きずったまま国に戻り、いきなり「普通の社会」に復帰するのである。順応できるはずがなかろう。 [review] (IN4MATION)[投票(1)]
★4眼前の光景に耐えかねたかのような、デジタル映像の、光景が砕かれて色の粒が散るノイズ。携帯動画中の兵士らの表情も含めて、役者の顔が語る映画。『クラッシュ』よりも抑制された演出が、却って心に沁みる。 [review] (煽尼采)[投票(1)]