★4 | 自転車の後部席から見える父親の大きな背中。ぬくもり。不思議と急に優しくなって買ってくれる靴。そして手にも持てないぐらいの大きなケーキ。しかし、その一瞬の幸せは父親からの最後の鼻向けだった、、。
[review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | 子役のキム・セロンの眼差しがめちゃめちゃ良い。冒頭の笑顔から一転、親に棄てられて生気のない表情へと切り替わるのが見事。ほぼ彼女のための映画だが、各登場人物のサイドストーリーもそれぞれ魅力的。かなりの秀作。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 事態を「理解できない」のではない。「信じられない」のだ。キム・セロンのまなざしはじゅうぶん以上にそれを表現している。「子供であること」を失った虚ろな表情に心を裂かれる。子供から笑顔が奪われることに私は耐えられない。彼女が笑顔を取り戻すこと、それだけを祈って私はスクリーンを見つめる。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★5 | 生きることは辛い。その辛さの大半は人と人の摩擦から生じるものだ。でも、生きることの幸せは、やっぱり誰かと心を通わせる瞬間にしか生まれない。 [review] (田邉 晴彦) | [投票(1)] |
★3 | 子供とは本来、大人が思っているよりももっと賢いもの。彼女・ジニは悟っていた。普段とは違う父の様子に。もう迎えには来てくれないことに。だから、足を洗ってもらっている時に父にしがみついたんだ。 [review] (IN4MATION) | [投票(2)] |
★4 | 殆どのカットが少女ジニ(キム・セロン)を中心に捉え続け、また、彼女の眼差しの対象を、彼女の目線の高さで捉える。それによってジニの孤独も際立つのだが、と同時に、カメラだけはずっとジニを見守り続けているという温かみをも感じることができる。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |