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石井裕也の映画ファンのコメント

夜空はいつでも最高密度の青色だ(2017/日) ぼくたちの家族(2013/日) 愛にイナズマ(2023/日) 君と歩こう(2009/日) アジアの天使(2021/日) 月(2023/日) あぜ道のダンディ(2011/日) 舟を編む(2013/日) バンクーバーの朝日(2014/日) 茜色に焼かれる(2021/日) 町田くんの世界(2019/日) 反逆次郎の恋(2006/日) ハラがコレなんで(2011/日) 生きちゃった(2020/日) 川の底からこんにちは(2009/日)が好きな人ファンを表示する

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★4君と歩こう(2009/日)並行して制作されたという次作『川の底からこんにちは』より物語が散漫な分だけ、石井裕也の演出は奔放さを勝ち得ている。私はこちらのほうを買う。的確に場違いな語選択が為された台詞がまず笑いを誘うが、目黒真希森岡龍のコメディ・センスにしても次作の主演女優とは比較にならないほど鋭い。 [review][投票(1)]
★3あぜ道のダンディ(2011/日)吉永淳西田尚美はよい。どこにでも転がっている話なので共感の度合いも高いだろうが、手癖で撮りすぎてはいないか。じっくりと着想を育てた形跡がなく、演出が上滑りしている。台詞創作能力を過信して語りすぎた箇所も多いが、「機械」「対戦」といった語の連呼に笑いを見出すあたりはやはり目が高い。[投票(1)]
★3バンクーバーの朝日(2014/日)象徴的なデフォルマシオンを施しつつも写実性を基調とした時代物のオープンセットは、現代日本映画としては同じく原田満生が手掛けた『許されざる者』と並んで傑作と云っていい(一方、写実よりもファンタジーに軸足を置いた国産オープンセットで優れていた近年の作は磯田典宏の『舞妓はレディ』です)。 [review][投票(2)]
★3川の底からこんにちは(2009/日)俳優としての芯の部分に明朗さを持たない満島ひかりは基本的にコメディエンヌには向いていないと思う。前半は白々しく、後半は痛々しい。それがこの役柄に相応しいとの見方は否定しないが。笑いを獲ることにかけては遠藤雅(はじめ長谷川朝晴かと思った)のほうがよほど達者だ。特に序盤の台詞回しは絶妙。 [review][投票(3)]