★5 | 映画のフォルムや時代設定に連関するギミックを縦横に駆使して厭らしいくらいに行き届いた60年代イタリア映画的な芳香。階級崩壊の予兆とノスタルジアは立ち位置の微妙を糊塗する。終盤の2つの顛末描写の圧倒的力業と女性賛歌の前に我々は平伏すしかない。 (けにろん) | [投票(2)] |
★5 | モノクロの映画なんだが、主人公が映画を見に行くシーン、うきうきとしながら、街を歩くシーンが、一瞬「色がついた」ような気がした。 [review] (プロキオン14) | [投票] |
★5 | 計算されつくしたロングテイクの“閉塞(滲む天窓に飛行機が一機)”で幕が開き、ふいの地異に見舞われようと、時代の渦に巻き込まれようと、思わぬ裏切りに合おうと、天空に昇華するようなラストショットの“開放(空に飛行機が三機)”で一家の物語は幕を閉じる。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★5 | テレビ番組として作ったにしては、大画面で観る快感に溢れた作品だった。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★3 | シーン導入部で必ず水平横移動か、パンニングをする。屋内でも屋外でも。ほゞ全てのシーンで、なのだ。これが鬱陶しい。待ちポジションが続くとダレるのと同じだ。逆に前進後退移動は、ほゞなし。さらに、切り返し(リバースショット)も基本なし。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | この映画が見せてくれる微かな希望ほど映画界に光はあるのだろうか? [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |