★5 | 静かな「情」の物語。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★3 | 講談読物を使って独自の方法論を先鋭化、アクションは見処多いが、他は書割の画ばっかりじゃん。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | あゝリー・ピンビンの美しい画面!何と云ってもチャン・チェンの妾宅のシーンが圧巻だ。御簾の奥のカーテンというか、紗のような布地の扱い、或いは蝋燭の炎の扱いがスリリング極まりない!こんな映像、今まで見たことありません! [review] (ゑぎ) | [投票(5)] |
★5 | ここにきて侯孝賢はまだ進化する。半透明の布が何層も折り重なった奥の方で黒い影が動き、それが手前に見えるまでの持続。蝋燭の炎が揺れ動き、眼が慣れるにつれて微かに漂う煙も見えてくる。光の推移、大気の動きの定着。一方で、鳥の群れの動きや移動ショットなど「もっと観ていたい」と思わせる快楽的な画面を躊躇うことなく寸断する編集の潔さも併せ持つ。 [review] (赤い戦車) | [投票(2)] |
★2 | 木の葉のざわめき、幼子と戯れる蝶。これは運命を自然のなかに位置付ける映画かと思ったのに、画が過剰に創作され、刺客の身の上が意味ありげに言語化されるため、物語が中途半端に見え隠れして思考が解放されない。ミニマムの力を信じ、もっと徹すればよいものを。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | もどかしく寸止めが繰り返される語らいや風景のように処される技斗が常道カタルシスから遠いとしても、この年月を費やし工芸品のように磨き上げられた画面の隅々から立ち上る無常感。それでも生きていくしかない人への親愛と慈しみも又侯孝賢の真骨頂だ。 (けにろん) | [投票(2)] |