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アダム・B・スターンの映画ファンのコメント

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019/米) 教授のおかしな妄想殺人(2015/米) 女と男の観覧車(2017/米) カフェ・ソサエティ(2016/米) サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020/スペイン=米=伊) ブルージャスミン(2013/米)が好きな人ファンを表示する

FAKE(2016/日)************

★2どっちがペテン師だか分かりゃしない。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
★4薄暗い室内に大きな音で鳴り響く玄関チャイムや、窓外を走り抜ける電車の癇に障る轟音。もしも、この耳障りな生活音が、聾唖者の暮らしぶりを演出するためのFAKEだったとしたら森達也ほど巧妙な嘘つきはいない。私のなかの、疑うことと、信じることの曖昧さ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
★3神山典士の受賞パーティーもサイン会の現場も突撃してくる森達也を受容できてしまう。わたしはこの平和な感じが好きなのだが、業界人が馴れ合うさまは被写体の男を疎外して異邦人にする。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★4成程、確かにこの映画は俎上の諸サブジェクトの真偽判定を保留の状態に至らしめる。ここでは真偽をめぐる問い自体が無効だと云ってもよい。真偽の境はグラデーションである、などと森達也好みの云い方もあるだろう。それでもなおこの映画はある一事を避けがたく明証する。それすなわち森の演出力である。 [review] (3819695)[投票(4)]
★4アメリカ人ジャーナリストとのやりとりのシーンが秀逸。ここまでは、正義が大切、ある意味全員が被害者、全員がいい人的な流れだったのが、このシーン以降一気に「全員が偽善者」と一変する。これこそがこの映画の成功点だろう。そして唯一ネコだけが日々をデレデレ過ごし、ヤツだけがすべてを知っている。 [review] (jollyjoker)[投票(3)]