コメンテータ
ランキング
HELP

石原徳子の映画ファンのコメント

恋のいばら(2022/日) スティルライフオブメモリーズ(2018/日) 牝猫たち(2016/日) 君は放課後インソムニア(2023/日) きみの鳥はうたえる(2018/日) 騙し絵の牙(2020/日)が好きな人ファンを表示する

パターソン(2016/米)************

★5反復の快楽リズムが行き届く世界で豊潤なギミックが悉く効き粋そのものだが、本質は時代に迎合しないということ。日々移ろう空気や光や行き交う人々を総体として心から愛でる能動意思。虚構世界の中にしかアイデンティティを見出だせぬ時代へのアンチテーゼ。 (けにろん)[投票(6)]
★4日々の雑事が人生なら、詩作は濾過された人生の痕跡。詩心皆無の私など映画館の闇で雑事を紛わすのが関の山。夫を愛する自分を含め、感性のままに総てを謳歌するゴルシフテ・ファラハニがキュート。彼女の夢語りに始まり頻繁に登場する“双子”も楽しい。 [review] (ぽんしゅう)[投票(9)]
★5なんて幸福な映画だろう。例えば、パターソン−アダム・ドライヴァーの詩作とその朗読の画面で、妻ローラ−ゴルシフテ・ファラハニが、ディゾルブでいちいち映る演出に感動する。こんなに愛情が画面から溢れてくる映画は他に思いつかない。 [review] (ゑぎ)[投票(8)]
★4パターソン市のパターソン氏。市バスの運転士にして詩人。なんかもう、その設定だけで十分に映画、という気がしてくる。 [review] (緑雨)[投票(4)]
★5私はトーク番組が好きで、そこで語られるその人の日常を見聞きするたびに、それらの全てが映画の題材と成り得るなと思っているのだが、そういう意味でパターソンに住むパターソン氏の日常だけが懇切丁寧に描かれた本作は、ある意味最高に映画的な映画であった。 [review] (ナム太郎)[投票(8)]
★5ジャームッシュの映画って、今まで3本しか見ていない。しかもそれほど高評価でもない。そして何気なく見た映画だった、、。 [review] (セント)[投票(7)]
★4正確な色名には皆目自信ないが、耳馴染みのある範囲で云えば群青あたりが近いだろうか、アダム・ドライバー宅の内壁や彼の制服の群青色が画面の基調を成す。そのアキ・カウリスマキ的でもある青がひたすら心地よく、奇矯さも覗かせていた前二作を経てジム・ジャームッシュの画面造型は円熟を迎えている。 [review] (3819695)[投票(7)]
★4相も変わらず、オチはない。挿話は、よく練られ(計算され)て、コミカルも沢山で、全く飽きさせない1週間だった。伏線回収が無いのはもったいないと思うが、「オチを付ける意味がない」とでも言うのだろうか。'物語好き'としては「オチを付けて」と言い続けたい。 (KEI)[投票]