ハル・ベリーの映画ファンのコメント
けにろんのコメント |
X-MEN:フューチャー&パスト(2014/米) | 雁首だけはやたら揃えてみたが結局『Fジェネレーション』組一本かぶりな設定で、旧シリーズ組が不憫である。3角関係の確執も突っ込まれる訳もなくジェニファーの苦悩は何一つ響かない…て言うかそもそも安産型の彼女はミスティークの柄じゃないんだな。 | [投票(3)] | |
007/ダイ・アナザー・デイ(2002/英=米) | 所詮はスーパーマンとは思うが絶体絶命の時のコンマ1秒の逡巡があるからボンドは段取り芝居の虚しさから逃れ得ている。アホなと思う場面もあるが見せ場の連続は総じてレベル高い。ミシェールには及ばないが共闘するBGハル・ベリーもきゅ〜。 | [投票(2)] | |
ゴシカ(2003/米) | 『the Eye』という映画に展開が少し似てるのがつまらんし、ネタが割れたみたら、おかしいと思う点も少なからずある。そもそも合理的に理屈づけてしまう姿勢もつまらんのだが、全編出ずっぱりのハル・ベリーを心ゆくまで堪能できる。それで充分満足。 | [投票(1)] | |
X−MEN2(2003/米=独) | ミュータント対人間との対立構図を前面に出し前作では微かにでも感じられたマイノリティであることの哀感が消失し個の対決に矮小化。更に安直なヒロイズムは心を醒めさせるだけだ。『LOTR』を経たイアン・マッケランのみが更に深みを増して圧倒的。 | [投票(2)] | |
マイ・サンシャイン(2017/仏=ベルギー) | 差別に対しての抑圧が暴動へと向かう大状況に対し点描される個々のドラマは須らく内向きに閉じていく。こういうドラマトゥルギーは有りとは思うが、にしてはベリー・クレイグがスター過ぎ見る者の戸惑いが残尿感としてしか残らない。舌足らずなのだ。 | [投票(1)] | |
X―MEN ファイナル ディシジョン(2006/米=英) | 終盤はジーンと「キュア」の源泉たる「アキラ」少年が中心になるべきだろう。ウルバリンを主にするためメロドラマ的に妥協し、前振りが全く死んでいる。更に人間対ミュータントの図式が消えては被虐感が無く、この種の題材の肝を外してしまった。 | [投票(6)] | |
キングスマン:ゴールデン・サークル(2017/英) | ポップで幼児的な残虐は食傷気味だしCG塗れなのもうんざりだ。前作で拘った英国的なるものがメリケンと衝突する様が見たかったのに丸め込まれて軍門に下った。ただテイタム・ベリー・ブリッジスと雁首揃えて使い捨て同然なのは一寸粋な計らい。 | [投票(3)] | |
X−メン(2000/米) | この原作は知らんけど影響下にあったのであろう手塚・石森・永井等の70年代和製コミックスで育った身としては、そこはかとではあるが滲み出る既視感を伴う異形の者の疎外感と悲哀の表現。世界と対峙せざるを得ない絶望的疎外感に胸打たれる。 | [投票(2)] | |
ジョン・ウィック:パラベラム(2019/米) | 序盤30分の飽かないワンパターンに諦念を超え畏敬の念すら覚えかけたが、やっぱ飽きます。脳天とどめの一撃は2〜3発となり1人当たり5〜6発ぶち込む銃弾インフレーションの嵐が吹き荒ぶ。盟友ハリーとのお犬さま大事の連帯は聳え立つ阿保の壁だ。 | [投票(2)] | |
チョコレート(2001/米) | 愛無き3代の父と息子の葛藤も母の肥満ガキへの憎愛も痛い。楽しい事など何も無い人生で偶然に手にした小さな幸福だからこそ身に染み入る。SEXが愛の根拠たる事をてらいなく描き清清しく、2転3転する女心を終局の10数分で描いた演出と演者は出色。 | [投票(18)] | |
エグゼクティブ デシジョン(1996/米) | 再使用不能の禁じ手がものの見事に決まり絶望と喪失の余韻がオーラのように映画を支配する。事務屋が先頭に立たざるを得ない展開は在りがちだとしてもオーラにより設定の真摯は担保される。他の同種映画を突き放し得たのはキャスティングを含めた企画の勝利。 | [投票(1)] | |
ジャングル・フィーバー(1991/米) | 主題は明確なのに群像劇で散らしてしまったが為に黒人と白人の恋愛は結局成就しないというアイロニカルな帰結にしか到達しない。恋愛劇として衒いがあってはダイレクトに心を射ってこないのだ。徒に最強メンバー揃いなのに生半可で面白くもないのが不可思議。 | [投票] | |
ソードフィッシュ(2001/米) | いきなり街中でマシンガン乱射しまくるトラボルタの違和感がキャラ創造の練り込み不足を露呈させ、冒頭の100倍伸ばしは鬼面人を威すのガジェットありきにしか見えぬので低脳感が横溢する。映画薀蓄含め思い付きの場当たり接合では強度は知れている。 | [投票(1)] | |
ムービー43(2013/米) | 睾丸や下痢便をモチーフにする高度に幼児的単線ギャグが冴え序盤で鷲づかみにされかけたが、中盤以降は変態度がスーパーとまではいかずシュールの域に留まる。若干ダレかけたところでド腐れ猫が登場し立て直した。『ted』をお上品熊に貶める破壊度だった。 | [投票(1)] | |
ザ・コール [緊急通報指令室](2013/米) | 設定が課す制約を殊更巧みに利したとも思えぬし、サイコパスな犯人も若干弱い。まあ、ジャンルとして中の上くらいの出来なのだが、終盤で加点した。防戦一方の試合を延々見せられた末のカウンターアタック。但し突き詰めすぎたらタラ芸になるだけだが。 | [投票] |