★2 | パーフェクト・ストレンジャー(2007/米) | 隣のどこぞのバカ親父の上映中のケータイが気になり集中できず、中盤まで「あー、これって至るところに伏線が張られているんだろうなあ。もう一回観なきゃ」と思っていたのに、噂の終盤7分11秒で「あ、もう観なくていいや」。もう、製作側の「意外な結末」ありきで作られたのがミエミエで白けたことこの上ない。 | [投票(2)] |
★3 | X−MEN2(2003/米=独) | 今回はマイノリティを虐げる者と虐げられる者との戦い。しかし、その区別が妙に曖昧で説得力に欠ける。大金をつぎ込めたのはめでたいのだろうが結局それらはアクション部分につぎ込まれ、映画としての完成度にではなかった。いかにも「次回をお楽しみに!」のラストも不満。 | [投票] |
★4 | X―MEN ファイナル ディシジョン(2006/米=英) | 力づくな正義と魅力的な悪という理想的な構図がシリーズFinalまで維持できただけでこの三部作は「よくやった」といえる。最後の締めとしては些か強引ではあるが、一応収まっている。残念ながら様々な確執がひとつにまとまっていく秀逸な1と比べると、何度も観られる作品と言い難いが、監督の渾身の力技を見せてもらった。 | [投票] |
★4 | X−メン(2000/米) | 敵も味方もそれぞれの戦闘理由にうなずけてしまうのが肝心。マイノリティに対する視点はいつも冷たい。さすがブライアン・シンガー、一筋縄ではいかない。意外にも奥が深い映画をつくってくれました。 | [投票(6)] |
★4 | チョコレート(2001/米) | 原題と比較し、また「狙った邦題」とは思ったが、鑑賞後は意外とよく考えられているかも、と思った。肝心な心のうちを見せない人ほど一度折れるとボロボロと崩れる。しかしそれを克服し、1回たてなおすとより頑強になるもの。そんな人生とはビターテイスト。「目」の力を感じた作品。 | [投票] |
★4 | エグゼクティブ デシジョン(1996/米) | B級を信じて観て、これほど拾い物気分になった作品はなかなかない。脚本が巧く、出演者がしっかりそれぞれの役割を全うしている。監督がちゃんとすべてをコントロールしている感じが受け取れ、観ていて気持ちが良かった。 | [投票] |
★4 | ソードフィッシュ(2001/米) | いやはやスタイリッシュ&クール。久々のアクションサスペンスの見本。変に叙情的にならずに目的遂行のみに絞ったのは正解。終盤の謎も彼ならではの用意周到さならと強引に納得させられる。力技ではあるが、終わってやられたとニヤニヤできたのが妙に嬉しかった。 | [投票(2)] |
★5 | ニューイヤーズ・イブ(2011/米) | デ・ニーロ。出番は多くないが彼の表情のひとつひとつが心に深く入ってくる。ファイファー。不器用だが可愛い女性を上手く演じている。スワンク。彼女の笑顔は実に素敵だ。出産話の2組のカップル。観ているこちらも笑顔になれる。物語がどうこういう作品ではない。彼らの喜びや哀しみが観ている側と共有できるという素敵な体験。これも映画の効用のひとつ。 | [投票(1)] |