★4 | 冒頭から姪と叔父が営む酪農家の一日のルーティンが淡々と描かれる。姪がリードし足の不自由な叔父は黙々と従う。ほとんど会話はない。まるで、ぶっきらぼうな儀式のようだ。二人はよそよそしく冷ややかにすら見える。きっと関係は良好ではないのだろう、と思った。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 私とは何か?という普遍的な命題を持った映画です。何なんでしょうね。私はこの歳になってもまだ分かりません。それが分からないまま、人は誰かと共生することを考える。だって一人は寂しいですから。この「私」は私には長年寄り添った老妻のように思えました。 (セント) | [投票(1)] |
★5 | 最小限のセリフと日々のルーティンで、閉そく感のあるクリスの気持ちを代弁していくストーリー展開。将来の夢と自分の責任を全うしたいという気持ちが痛いほど伝わってくる。 [review] (jollyjoker) | [投票(3)] |
★4 | 日常の規則的反復が変化の到来とともに歪んでくる。映画的に常套な筆法であるが、地に足着いた生活のリアリズムが堅牢なので心に沁みる。迫り来る介護というナウなテーマ。彼女の選択は叔父への思いもあるが変化への慄きも。やがてそのときは到来するのだが。 (けにろん) | [投票(2)] |