★5 | 語り草のタイトルバックから嵐寛寿郎襲撃シーン、そして犯人との検分のシーンと、計算され尽したカット割りは映画を勉強する上での教科書足りうる。クローズアップされた「静かな画」が語りかける迫力は私を緊張させる。 [review] (sawa:38) | [投票] |
★4 | 鶴田浩二のスケベが筋に組み込まれるように、出来事を構造に織り込む力は彼を津川雅彦の物語の傍観者にしておかない。軟体のように伸びる鶴田の鼻の下は、丹波哲郎の棒読みに繰り込まれるまま、任侠映画という構造そのものに達する。 [review] (disjunctive) | [投票(1)] |
★5 | 冒頭いきなり俯瞰カメラで見下ろす祭り(御輿)の儀式のシンメトリーな映像美に驚き、次ぐ祭りの熱気と合いまった刃傷シーンで興奮は最高潮に。以後は次第にトーンダウンしてくるが、クライマックスの汽車と殴りこみの迫力で再び加速。 [review] (AONI) | [投票(5)] |
★3 | 名作と名高い作品だが、仁侠映画をあまり見ないせいか思ったより普通。藤純子も期待した程では無かったが、藤山寛美の好演を見れたのが拾い物。['03.11.9京都文化博物館] (直人) | [投票] |
★5 | 仰角で捉えた人物・背景の配置・配色が只事ではない。それでいて泣かせる話しなのだからこれを傑作といわずなんといいましょう。藤、藤山、津川、嵐寛、丹波とキャラ立ちも抜群!『総長賭博』を超える私的東映任侠ナンバーワン作品。 [review] (町田) | [投票(2)] |
★5 | けっして言い訳しない男達の心意気に痺れ、これしかないと思うほど完璧な構図に息を呑む。脇役や悪役もキャラ立ちしていて画面から目が離せない。 (ハム) | [投票(1)] |