★3 | 精神の、心理の孤高さ、高ぶり。人間の本質を自然と照らし合わせて立派。でも、あのセックスシーンが唐突で、何かバランスを崩した。気負いは認める。 (セント) | [投票] |
★4 | テーマが内包する空疎な執念が作品を覆う陰鬱な空気と化し、刑事同士の確執にまで波及する。非情としか言えないその描写の巧緻。一方で凡するかと思えた萩原と名取の部分の本気度。臭くないのが驚きでさえある。暗くて救いの無い話は嫌いじゃない。 (けにろん) | [投票(3)] |
★3 | 15年振りに再見。次から次に現在の邦画界を代表する実力派俳優が中堅として溢れ出てくる。作品内容が例え中途半端であろうとも、この役者陣の揃い踏みを眺められるだけで価値は高い。今から思えば贅沢な楽しみだ。 (sawa:38) | [投票(4)] |
★4 | 作品全体を覆うドンヨリとした殺伐感、何か人間の心の奥底にある澱みみたいなものにドップリ浸かってしまった。南アルプスをダブルミーニング的に“マークスの山”として描き、双方の業を背負ったアルピニスト達が時を隔てて登頂する。哀しくもどこか安堵感漂うラストの余韻もいい。漠然とだが、原作未読で正解だったような気がした。 (クワドラAS) | [投票(1)] |
★3 | 長大な原作から「理屈が理性を超えて犯す犯罪と、本能が理性を壊して犯す犯罪」、そして「職業刑事としての自尊心と、手柄を奪い合う矮小な競争心」の2点に話を絞り込んだのは成功。惜しむらくは「山」の扱いに、もう少し映画的な工夫を見たかった。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 乾いた時代の記憶が蘇る作品。中井貴一は良かったと思う。名取裕子と萩原聖人の絡みは汚く感じられゲンナリした。切なさにやや依怙贔屓の★4点へ。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★2 | テンポが悪くて、面白くない。萩原聖人が好演。名取裕子は今イチ。 (直人) | [投票] |
★4 | 原作も面白かったが、映画も面白かった。黒澤明の『野良犬』を思わせる追跡劇。執念を見た。でももしかして崔洋一らしくない作品なのかも。 (chokobo) | [投票] |
★3 | 原作に登場したロケーションが実際に見られた所だけが価値アリ。主要キャスト以外のキャスティングが良かった。日本にも沢山の魅力的な実力俳優が居る。 (uyo) | [投票(1)] |