★5 | 按摩を主人公にしたことで際立った「音と匂い」の映画だし、目明きを皮肉った、或いは目明きが真の目明き(物事が判っている人)ではない、という部分のコメディパートも特筆に価する面白い映画だが、それ以上に全編フォトジェニックなショット、息を呑むシーンが連続する画面の映画だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★3 | 爆弾小僧の狂言廻しぶりが愉快。[ラピュタ阿佐ヶ谷] [review] (Yasu) | [投票] |
★4 | 東京ではない場所。山の湯治場とは人と人がほど良い距離を保ち、人が醸し出す「気」のようなものが、より濃く漂い合う場所なのだ。按摩は得意げに人の「気」を読み、女は都会で染み込んだ「気」を山あいの疎で薄めようとする。そんな目に見えないものが写っている。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | この湯治場のある山村に降る光の不思議さに、見た者誰もが打たれるだろう。人が人に抱くあらゆる感情、人恋しさも情欲も慈愛もすべて濃く宿したただならぬ光を確固とフィルムに定着しえた清水宏の天才性をもういちど顕揚しなければ、映画ファンとして無責任の謗りを免れないのではないか。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★4 | つげ義春が「貧困旅行記」で捜し求めていた鄙びた温泉街はこんな感じだろうか。 (TOMIMORI) | [投票] |