井上堯之の映画ファンのコメント
鶴八鶴次郎(1938/日) |
喰えなくてやめる程度の芸道ならやめてしまえ、という凡々たる感想しか湧かない。 [review] (寒山拾得) | [投票] | |
通俗と崇高の差は紙一重であり、物語の中に真の悲劇と喜劇を同時進行で成立さることが可能なことを成瀬は証明している。しかし、これはただごとではないのだが。終幕、向き合った鶴次郎(長谷川一夫)と佐平(藤原釜足)の表情は感情を越えている。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] | |
成瀬の戦中芸道ものは『芝居道』『歌行燈』と見たがこれが最高作だと信じる。最高のラブコメだ。 (町田) | [投票] | |
見事。相手を敬服するが故に、憎くて憎くて堪らない。本当のプロ同志だと、「もっとこいつは出来る筈だ。」って、お互いがこうなっちゃうのかな。ハリウッドでも、ジンジャーとフレッドはカメラを離れるとすごく仲が悪かったのだそうで。成瀬はこういうどうにもならない男女の道行きを描かせると抜群に上手い。 (takud-osaka) | [投票(1)] |